実川下流部散策

7月21日から22日にかけて大古沢と小古沢に入ろうと現地へ向かったが、大古沢出合に下降しようとしたところ、ほぼ徒渉不可能なほどの水量があった。

アシ沢に計画変更しようと五十嵐邸宅跡方面へ向かうが、登山地図も地形図も持ってきていないことに気付いて、転進も止め。

今後のために新小荒発電所の取水ダムと小古沢出合の様子を見ておくことにした。

まずは取水ダム。水門は全開で、全水量が下流へ流れている。前川も裏川も増水しているのだろう、どちらもかなりの水量だった。前川の方が少し水量が多いかもしれない。

取水口と取水量を制御する水門

ダム下の様子。これだけの水が狭いゴルジュを流れているのだから、徒渉が困難なことは容易に想像できる。ダムの堤体を対岸に渡れるようになっており、右岸には山道が続いている。大古沢へのアプローチとしては、ここで右岸に渡って段丘状になったあたりをトラバースして行けばよいが、あとは藪がどの程度かによって所要時間が変わってくる。大古沢出合付近は植林だったので、仕事道があるかもしれない。

全開の水門から流れていく水流

今度は小古沢出合。林道からワイヤーのようなものが見えたので、付近に降りてみた。恐らく古い吊橋跡だが、とても使えそうもない。

小古沢出合付近の吊橋跡

出合は実川下流部のゴルジュの中でも特に狭まっていて流れが強そうなところにある。小古沢はそこに滝を連ねて流れ込んでいる。沢の規模からするとかなり水量が多いが、半ば増水の影響もあっただろう。

水の流れに乗ってでも、ここを左岸に渡れれば、林道に出るには大きな困難はなさそうだった。渡れなければ、大古沢出合経由で取水ダムまで行くことになりそうだ。

小古沢出合

林道に戻る途中の植林帯にて。こんなところにも生えるのか・・・

小古沢出合対岸林道脇の植林帯

実川出合の水量も当然多い。ダムの取水時間が事前に分かれば計画が立てやすいのだが、知る術はないものか?

実川出合(実川島)

帰りは会津経由で山都に立ち寄った。只見川出合をみた後、久し振りに一ノ戸方面にある無人直売所でアスパラを買った。

只見川出合(山都)