長走川 黒森沢

26日 雨のち曇

当初は26日(土)に小面沢~大面沢、27日(日)に黒森沢を遡行予定であったが、連日の雨による増水が激しいため土日の計画を入れ替えて遡行することとなった。
増水して茶色く濁った長走川の流れに、恐怖と恨めしさを覚えながら黒森沢へ入渓した。

黒森沢も当然増水しているものの、本流と比べると水量がグッと減るのだが、何度も

入渓10分、2段(2m、2m)に始まり小滝が3本続く。
co467には倒木が掛かった5mの滝、その先にも5m滝が現れ右岸を巻いたのだが、この取り付きが悪くザイルを出してもらった。

co495には川幅いっぱいのすだれ状の滝、さらに4m、4m、8m、4mと滝が続いた。この8mは右岸を小さく巻いて越えたが、他は水線を進むことができた。
co563の二俣を左へ入ると、6mの滝があり、左を小さく巻いた。

co603には逆くの字の滝が現れた。リーダーがザイルを引いて登って行くが、3歩目をすごく慎重に選んでいる様子。沢幅が狭くなり、勢いが増した水流の中にホールドがあるのかと思いながらその後ろ姿を見ていた。
いざ自分の番になり登って行くが、水流の中にホールドはない。フリクションを効かせて立ち込むよう指示を受けるが、手のホールドがなく恐怖心からなかなか一歩を踏み出すことができなかった。
もたもたしながらも覚悟を決め、焦らないように立ち込むとフリクションは抜群に効いた。斜度はかなり緩かったようだがその見極めができなかった。

その上にひょんぐり滝があり、これを左岸から巻いた。

co660の二俣で12時半だったので、ここで昼食をとった。
短い沢だが滝が多く、私の塑行速度が遅いため時間がかかている。

昼食後は、co700の右岸枝沢に入り詰を開始した。20分ほどでピーク853付近を乗越し下降を開始する。

co637の15m滝をザイル下降したが、他はクライムダウンしたので、下降もなかなかに時間がかかってしまった。

長走沢本流出会にたどり着いたのは、16時少し前。小さな沢と思っていたが7時間を要していた。
日帰りの装備だったのに、苦労した塑行であった。

翌日は、小面沢~大面沢を塑行予定であったが、増水は引かず本流徒渉が厳しいため計画は中止となった。
そのまま林道を歩いて戻るのもつまらないのでオット沢を塑行して戻ることに。
時間にして一時間ちょいだったが、増水していた上に小滝が連続していて登はん練習もできいい沢だった。

山行最終日:2017年8月26日
メンバー:長島(L) 匿名
山域: 同行者の記録
山行形態: 沢登り
コースタイム:
地形図:蒜場山
報告者:匿名